MESSAGE会長ご挨拶

滝浪 實
浜松医科大学同窓会松門会8代会長浜松医科大学3期生
滝浪 實

会長就任にあたり一言ご挨拶させていただきます。
新型コロナウィルスの蔓延する中、同窓会員の皆様におかれましては、大変ご苦労ご尽力いただいていることかと思います。浜松市もクラスターが発生し、急激な患者の増加に、行政、大学、病院、医師会で協力体制を組み対応しているところです。

今年の梅雨は、しとしとと雨が続き、カエルの声をゆっくりと聴いているのんびりとしたものではなく、雷と線条豪雨と突風の嵐が、あたかも台風の連続襲来のような形で、日本各地で、洪水土砂災害を引き起こし、想像を超える被害が多発しています。

このような状況下で、保健、医療、衛生、研究、教育、福祉、介護など、様々な領域に携わっている同窓会の皆様には、それぞれのお立場で、ご活躍をいただいていることかと思います。

 令和2年5月11日に、令和2年度評議員会が書面審議され、7代会長梅村和夫先生と、副会長山本清二先生のご推薦により、次期会長候補として、私、滝浪 實が、承認されました。同窓会活動には、積極的活動をしていなかった私としては、会員の皆様に今後は恩返しするつもりで、職を全うさせていただきたいと思いますので、ご理解ご支援の程よろしくお願いいたします。また、副会長、評議員、役員の先生方には引き続きご活動の程よろしくお願いいたします。

初代会長 三浦克敏先生(1期生)、2代会長 峯田周幸先生(1期生)、3代会長 吉田雅行先生(1期生)、4代会長 宮嶋裕明先生(2期生)、5代会長 故 鈴木昌文先生(1期生)、6代会長 浦野晢盟先生(2期生)、7代会長 梅村和夫先生(5期生)の歴代のすばらしい会長先生方を受け継ぐことで身の引き締まる思いです。8代会長就任時に、本来であれば総会後の懇親会で、皆様お一人お一人にご挨拶させていただきたく思っていましたところでしたが、新型コロナウィルス蔓延下にてそれも叶わぬ事となりました。書面にての、ご挨拶で大変恐縮ですが、歴代の会長先生方の行跡を繋ぎ、頑張って努めさせていただきます。

すこし、自己紹介させていただきます。私は、静岡県磐田市生まれ。小学校は、卓球で有名な、水谷 隼、伊藤美誠と同じ磐田北小学校を卒業し、中学高校を浜松に電車通学し、同じ、医大循環のバスに乗って3期生として大学に通っていました。当時は、講義棟と研究棟の半分しか建物はなく、ダンプカーが横行し、半田山を切り崩して整地している、マムシ、イノシシ、シカの出るような大学でした。幼少時より剣道をやっていたので、入学時は剣道部に所属、半田山から浜名湖に心が動き、ヨット部に所属し、大学生活を楽しんでいました。卒業後、第1外科に入局、国立循環器病センター心臓血管外科でレジデントとして研修後、浜松医大で心臓血管外科医として2000年まで大学病院で働き、その後、開業医として地域医療に携わってきました。一般社団法人浜松市医師会会長に就任し今年で8年になりますが、地元の医師会長として、また、開業医として、大学と同窓会の橋渡しの役割を果たすべく、今回の就任になったと思っています。

同窓会の活動は、現在まで、会員の皆様の交流、大学への助成など多岐にわたる活動をされてきています。学術的なところから離れている医師会長としての私としては、本来であれば、楽しい懇親会を開催し、昔話やそれぞれの会員の皆様の活動や状況を美味しい食事を食べながら話したり、各種のクラブの活動を、OB、OGとしての立場で現役と交流会を開催したり、それぞれの趣味の大会を、楽しく企画を御提示したいと思っていました。しかし、新型コロナウィルス蔓延下で、様々な生活スタイルが変革されつつあり、今まで通りの活動が困難になっているのが現状です。大学の応援団としての同窓会の会員の皆様の、大いなる気持ちや期待は、我々のルーツに対する気持ちの表れかと思います。今後の活動は、大学への貢献はもとより、ネットワークを利用してより会員の皆様への楽しい姿の構築を提供させていただければと思っています。同窓会の運営に関し、幹事、会員の皆様のご理解はもとより、倍旧のご協力をお願いいたします。

浜松医科大学の今後のさらなる発展と、浜松医科大学同窓会松門会の会員の皆様のご健勝と、新型コロナウィルスの治療法の早期確立と感染の終熄を祈念し、会長就任の挨拶とさせていただきます。