第7回 浜松医科大学 同窓会 学術奨励賞 受賞者に伺いました


大月寛郎氏

大 月 寛 郎 氏

医学科第19期生





聖隷浜松病院 病理科


Q1. 受賞の喜び

このたび同窓会学術奨励賞をいただき,大変光栄に思っております。私なりに進めてまいりました研究成果が,ある程度認められたのではないかと思い喜んでおります。今回受賞させていただきました研究におきまして全面的にサポートしてくださいました,本学病理学第1講座の先生方,スタッフのみなさまに感謝します。

Q2. いつ頃から、どのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか

大学院にて RhoファミリーGTPase の一つであります Rac1のシグナル伝達について研究を始めました。Rac1 のシグナル伝達を検索する1つの手段として,Rac1 のグアニンヌクレオチド交換因子である Tiam1 の機能解析を行うこととなり,本研究がスタートしました。

Q3. 今回の研究でご苦労された点は

Tiam1と腫瘍抑制遺伝子 nm23 の分子間の相互作用が,実際の人体内のどのような現象(腫瘍,発生等)に最も影響を及ぼしているのかということを探すことにも最も時間が費やされたと思います

Q4. 近 況

現在は聖隷浜松病院病理科にて病理医として働いております。病理診断,解剖,迅速診断などの外科病理に携わっています。今まで行ってきました基礎研究とは少し内容が変わってしまいましたが,今まで行ってきた私の基礎研究を実際の病院病理でも生かしていきたいと考えております。

Q5. 今後の課題

基礎研究をいかに臨床に生かすことができるか,またその逆のフィードバックができるか,ということが今後も重要になってきます。現在は市中病院で働いておりますが,ここでも基礎研究と外科病理学の橋渡しのような仕事ができればと考えております。