第24回 浜松医科大学 同窓会 松門会 学術奨励賞 受賞者に伺いました。

榎 本 泰 典  (大学院医学系研究科第36期生)

理化学研究所生命機能科学研究センター
  呼吸器形成研究チーム  研究員

【受賞論文】
LTBP2 is secreted from lung myofibroblasts and is a potential biomarker for idiopathic pulonary fibrosis.
Clinical Science 132:1565-1580, 2018

Q1. 受賞の喜びをお聞かせください。
   この度は、浜松医科大学同窓会松門会学術奨励賞をいただき、大変光栄に存じます。
Q2. いつ頃からどのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか。
    今回の研究は、内科学第二講座(須田隆文教授)及び再生・感染病理学講座(岩下寿秀教授)におけるご指導のもと、 大学院・博士課程のテーマとして取り組んだものです。 前任の先生方が、肺の線維芽細胞やそこから分化すると考えられている筋線維芽細胞に関する研究をされていましたので、それらを踏まえて、 間質性肺疾患・肺線維症の臨床に結び付けられるような研究ができないか、 と試行錯誤していく中で、研究の方向性が決定しました。
Q3.今回の研究でご苦労された点を教えてください。
   プレオマイシン誘導性肺線維症モデルマウスを作成し、その肺からフローサイトメトリーを用いて筋線維芽細胞を単離していたのですが、 再現性をもって純度の高い細胞を多数採取することには時間を要しました。 またその後の網羅的遺伝子解析における遺伝子の絞り込み作業にも苦労がありました。
Q4.近況をお聞かせください。
   理化学研究所生命機能科学研究センター呼吸器形成研究チームという研究室で研究員をさせていただいています。
Q5.今後の課題についてお聞かせください。
    呼吸器の発生・再生に関する知見を深め、 これを元に、間質性肺疾患・肺線維症のさらなる病態解明や将来的に臨床現場に寄与できるような研究ができれば、と考えております。
Q6.今後の同窓会に望むことをお聞かせください。
   今後もこの学術奨励賞を含め、浜松医科大学にゆかりのある研究者の励みとなるようなご支援をいただければ幸いです。 この度は本当に有難うございました。

この度は学術奨励賞の受賞おめでとうございます。今後のさらなるご活躍を期待しております。