第14回 浜松医科大学 同窓会 学術奨励賞 受賞者に伺いました


新村氏

貝 田 勇 介 氏



(医学科20期生)


本学内科学第二講座  医員

Q1. 受賞の喜び

このような栄誉ある賞を賜りまして,たいへん光栄に存じます。臨床薬理の渡邊先生,乾先生,第二内科の中村先生,千田先生をはじめとして両講座の皆様,貴重な症例をご登録下さいました関連病院の諸先生方,また選考委員の先生方に感謝いたします。

Q2. いつ頃から、どのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか

S-1 の主成分であるテガフールは,主に CYP2A6 によって 5-FU に代謝され抗腫瘍効果を発揮することが知られています。 CYP2A6 には遺伝子多型が存在し,多型の存在で CYP2A6 の薬物代謝活性能が欠損または低下することが明らかになっています。そこで実際の肺癌患者で CYP2A6 の遺伝子多型と S-1 の薬物動態の関係をみてみようということで,臨床薬理学講座で開始しました。

Q3. 今回の研究でご苦労された点は

PCR を用いた CYP2A6 遺伝子多型の解析にもっとも試行錯誤しました。

Q4. 近 況

第二内科の医員として勤務しています。呼吸器科グループで外来や病棟をみながら臨床研究を行っています。

Q5. 今後の課題

治療の個別化(テーラーメイド治療)が目標であり課題だと思います。非小細胞肺癌に対する S-1 を用いた治療が標準療法のひとつになりつつありますので,これが確立された後は,均一な多数の症例で前向きに検討していく必要があると思います。

Q6. 同窓会に望むことは

様々な活動をしていただき,大変感謝致しております。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。



あらためて学術奨励賞の受賞おめでとうございます。今後もますますのご活躍を期待しております。